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Channel: オヤイデ電気のオーディオみじんこブログ
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ミュージックバード4月5月の放送はいきなりマニアック!配線材一挙聴き比べ!

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すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、私4月からミュージックバードの新チャンネル「ジ・オーディオ」にて「みじんこ荒川と炭山アキラのオーディオ実験工房」をやってます!



番組名のとおり、司会は私と、オーディオ評論家の炭山アキラさんとの2名でやってます。炭山さんとは私が業界に入る前から、自作スピーカーの試聴会などで存じ上げており、私がオヤイデ電気に入ってからは、仕事で時折お会いすることもあって、同じ長岡派ということで、とても親しみのある評論家さんです。

私が自宅で使っているスピーカーも炭山さんの設計制作によるものです。縁があって3年前から私の自宅で使っています。いまこのブログを書いている時にもバリバリ元気に鳴っています。



それはさておき、このオーディオ実験工房、このミジンコブログとミュージックバードと月刊ステレオの3媒体を使って、オーディオの面白さを視覚、文章、そして実際の音で味わってもらおうという主旨でやっています。その第一回目と第二回目の放送の模様はすでに 月刊ステレオ4月号に掲載されています。

この回では レコードプレーヤーを使ってアナログの実験を行いました。試聴盤はELPのタルカスです。

 1回目(3/30放送)ではヘッドシェルやオーディオテクニカのAT33シリーズのカートリッジ聴き比べを行いました。AT33シリーズは4機種だったか、AT33Eはスタジオの備品、AT33ML/AT33PTG/AT33PTG2は炭山コレクションです。私もAT-33ML OCCという大ヒットしたカートリッジを愛用していましたが、その他の33シリーズも大変魅力的でした。


AT-33PTGはやはり王道のどっしりサウンドでしたね。最新のAT-33PTG2も最新機種らしく高解像度で安定感のある音色。33とは違いますが、最後にハイエンドモデルのAT-ART9もききました。これはさすがに10万円越えの機種、高解像度でワイドレンジ、彫りの深い描写。

デノンDL103シリーズと双璧をなす国産カートリッジ、オーディオテクニカのAT33シリーズは、いまも健在で、メイドインジャパンらしい写実的でクリアーに音を描き出す、そんな魅力満載のカートリッジたちでした。個人的にはAT-33MLをもう一度入手したくなりました。

第二回目(4/13)の放送では、シェルリードワイヤー聴き比べ。普通のリードワイヤーからテクニカのPCOCCリードワイヤーAT6101、オヤイデの純銀製HSR-AG、それに私が自作したウエスタンエレクトリックの錫メッキ単線絹/紙巻きビンテージワイヤーを使ったものまで。ま、たった3cmほどの線で音がころころ変わる変わるわ!試聴の結果は、番組をお聞きの方ならもうご存知ですよね。

オヤイデの3398-22を使ったリードワイヤーを装着。カートリッジはAT-33E。シェルはオヤイデのHS-CF。この前に聴いたテクニカのAT6101に比して解像度が一挙に上がり、音場感も広大。クリアーで適度な温度感もある、まさに102SSC導体の音。 たぶん今回聴いた中ではこれが一番万人受けする音の良いリードワイヤーだと思います。このリードワイヤーはまだオヤイデで市販されておらす、自作で作るしかありません。リードチップはオヤイデで売っていますので、ぜひチャレンジを。ちなみに、このリードワイヤー、片側は金メッキシェルチップ、もう片側にはプラチナメッキシェルチップを使って、両者のいいとこどりをしています。金は暖かみと明るさがあり、プラチナには艶やかさと重厚感があります。

ウエスタンエレクトリックの錫メッキ単線絹/紙巻きビンテージワイヤーを使ったリードワイヤーを装着。エッジが立って、カツーンとくるエネルギッシュな鳴りっぷりに激しく感動!個人的にはこれが一番プログレに合っていました!

オヤイデの純銀製HSR-AGを使ったリードワイヤーを装着した場合。銀線らしく繊細感が際立ち、さらりと爽やかで現代調のリファレンス的なたたずまいの鳴りの良さ。ということで、これがスタジオのリファレンスとして常用されることに。


さて、第3回目(4/27)と、4回目(5/11)と5回目(5/25)の放送では、各種配線材やRCAプラグ、ケーブル導体の太さの影響、端末の結線方法による音の違いを聴き比べます。どういったものを聴き比べるのかという詳しい試聴リストは月刊ステレオ5月号に掲載しているので、そちらをご覧いただきたいのですが、一般的なVFF線と言われるものから、OFC線、錫メッキ線、銀メッキ線、金メッキ線、純銀線、そしてオヤイデの102SSC導体まで。これが予想通りというか、予想以上にというか、かなりの音の違いがあったのですよ!自分的には、今後スピーカーを自作する時には、内部配線材にこれを使おうというのが見つかりました。皆さんも番組を聴いて、自分好みの配線材を見つけてみて下さい。

全部RCAプラグを取付けまして、聴き比べました。総数は30品目。私が自宅でしこしこ2日間掛けて製作しました。


配線材はオヤイデ電気秋葉原店で売っているものを、私がチョイスしました。天井一面を埋め尽くす、オヤイデ電気秋葉原店の配線材達。自作スピーカーや自作アンプの製作、RCAケーブルやスピーカーケーブルに用いるときの音色の参考にさればと思い、今回の企画を思いつきました。

 これはモガミ電線の2515。自作アンプの配線材として定番の配線材ですね。さて、定番と言われている2515とその他の配線材との音の違いは、、、。

 製作したケーブルは自宅とオヤイデ電気の試聴システム(サブシステム)で計2日間ほどエージング。エージング用ディスクは使わず、製品試聴でいつも使っているボーカルもののCDなどをリピート再生で延々と掛け続けました。

何十本ものRCAケーブルを短時間で同一条件でエージングするにはどうすればいいか?そこで私が思いついたのが、RCAケーブルを連結するRCA中継アダプタです。

このRCA中継アダプタを用いて製作したRCAケーブルを多重連結。これで同一時間、同一条件で一斉にRCAケーブルのエージングが可能に。

エージングの終わったRCAケーブルたち。さて、これをかついで、いざ番組収録へ参じます!配線材の聴き比べに使ったRCAプラグは、ハンダの影響を防ぎ、かつ取付け作業を単におこなうべく、RP-1013ZARHを使用。

製作したRCAケーブルは、ご覧のようにスタジオ据え付けのSACDプレーヤーとプリアンプとの間にセット。

プリアンプはEARの868PL。SACDプレーヤーはパイオニアのPD-70。


プリアンプのTAPEアウトからスタジオのコンソールへライン信号を送り込み、これをモニタースピーカーで聴き比べました。このスピーカーはジェネレックの小型スピーカーですが、非常にクリティカルに音の違いを出してくれます。コンソールを操作するのは、ミュージックバードの岩崎プロデューサー。オーディオ実験工房の発案者であり、私に番組出演を声がけしてくれた方です。数年前に、田中伊佐資さん鈴木裕さんの番組に私が出演した以来のおつきあいです。

月刊ステレオ編集部の野呂さんも取材に訪れてくれました。

 スタジオに持ち込んだケーブルたち。緑色のケーブルは第三回目の放送で聴き比べるQAC-222を使ったケーブル。2芯シールドの結線方法の違いによる音の違いを聴き比べます。この模様は月刊ステレオ6月号に詳細が、放送は6/8だったような。左の白/黒のケーブルはオヤイデの3398-18を使ったケーブルで、RCAプラグによる音の違いを検証するためのもの。

 これがその3398-18に各種RCAプラグをハンダ付けしたもの。プラグの安いものから高いものまで、その価格差が音の違いにどれだけ影響するかを聴き比べます。

こんなチープなRCAプラグ、これがなかなかにパンチがあって凄いんです!スイッチクラフト3502。これなかなか手に入らないんですよね。



放送は5/11だったかな。今回の実験内容について、製品名や価格、入手先など詳しくは本日発売の月刊ステレオ5月号に掲載しています。試聴の模様はミュージックバードに加入して聴いて下さいね。自宅のオーディオシステムに専用チューナーを接続すれば、システムのグレードにもよりますが、我々がスタジオで体感した音の変化をそのまま高音質でお聴きいただけます。ミュージックバードは衛星放送で、月額2000円ちょいから受信できる音楽専門放送。色々な加入プランがありますから、詳しくはミュージックバードの申し込みページをご覧下さい。人工衛星と自宅との間に遮蔽物が無い限り、基本的には日本全国で受信できますから、興味のある人はぜひご加入下さい!



FF-20V2をスピーカーケーブルとして使用してみたら、、、

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オヤイデ電気が昨年末に発売したオーディオ用高音質屋内配線ケーブルFF-20V2。ま、電源ケーブルの一種なのですが、単線なので壁の中を這わすための屋内配線のみの使用に法律上は限定され、壁コンとオーディオ機器との間をつなぐ電源ケーブルには使えないことになっています。オーディオ機器との間をつなぐ電源ケーブルとして使う場合には自己責任ということで。

FF-20V2は初代FF-20(2013年発売)の後継機で、格段に性能が強化されています。その要因は導体、PCOCC-Aに代わって102SSCが使われていること。先に初代とV2との試聴結果を述べますが、V2は初代よりさらにワイドレンジになり、癖らしい癖もなく、あっけらかんとした明るめの初代に比して、V2はやや温度感が冷ややかな方に寄りましたが、良く言えばモニター調の整然と描き出す方向性で、音の粒立ちもより精彩になりました。

で、私は初代F-20を自宅の中高域用スピーカーケーブルとして使用しているのですが、 これをFF-20V2に換えてみようと思います。まずはFF-20V2の黒い外装シースを適宜はぎ取り、絶縁材を15mmほど剥きます。そのままスピーカーターミナルに差し込んでも良いのですが、初代では端末にバナナプラグ(SRBN)を装着していたので、今回もそうしようと思います。

 外装シースの断面はそのままでも実使用上問題なのですが、見た目にそっけないので、熱収縮チューブをかけてみます。これはニシチューブ。FF-20にはφ10かφ15あたりがちょうどよいです。
ヒートガンでニシチューブを収縮させます。ニシチューブは熱収縮チューブのなかでも肉厚なほうなので、出力の大きな、1000W以上のヒートガンであぶった方が早く奇麗に収縮させられます。出力の弱いヒートガンだと、時間がかかるし、収縮にムラが生じて奇麗に仕上がらなかったりします。おすすめはハッコーのNo.883です。

ニシチューブを収縮させたところ。質感的にもFF-20V2とニシチューブは半艶同士なのでマッチング良し。 ま、熱収縮チューブに関しては、熱収縮チューブをかけると音が悪くなるという意見もあり、不必要に何でもかんでも熱収縮チューブを被覆すれば良いとは限らないのですが、熱収縮チューブの分だけしtま、オーディオは見た目の美しさも重要ですからね、そこらへんは個人の好みで好きなようにやればいいのではないかと思います。

 さて、バナナプラグに絶縁材をひんむいた単線を入れて、、、

バナナプラグの付属ネジを六角レンチで締め上げます。 FF-20V2は単線なので、ネジを回すのにも力がいります。ネジを単線に食い込ませるように片手でプラグをしっかり押さえながら、ぐいぐいレンチを回していきます。中途半端に締めると、接点不良で音が悪くなりますし、プラグが引っこ抜ける恐れもありますので、しっかりとネジ止め固定しましょう。逆に、単線はちょっとやそっとの力で線がちぎれることはありません。撚り線だと、締め付けすぎると、素線がちぎれてしまうことがあります。

さぁ、バナナプラグを取付け、完成したFF-20V2によるスピーカーケーブル。

銀ロジウムのボディに青ネジが美しいSRBN。音もシャッキリクリアーなので、これを装着するだけでスピーカーケーブルは格段にグレードアップします。ただし、FF-20V2のやや冷たい傾向の音に、SRBNの傾向が重複するので、低域がタイトになり過ぎて高域が目立ちすぎる可能性もあります。その場合は、FF-20V2をそのままターミナルに接続するか、金メッキやプラチナメッキ系の端末プラグを装着してやると、帯域バランスが整うかもしれません。



 みじんこの自宅システムは現在、低域用にはKT-88を用いたラックスマンのMQ-88を使用。

中高域用には、300Bを用いたサンバレーのSV-510SEを使用しています。

 SV-510SEのスピーカーターミナルに、もともと付いていた初代FF-20を引っこ抜いて、FF-20V2を差し込みます。赤いRCAケーブルはベルデンの88760からなる自作品。88760は切れ味抜群のケーブルとして有名ですね。

試聴結果は一番最初に書いた通り、やや硬質ながらハイスピードできっちりと音を輪郭鮮明に出してきます。2ミリもの太い単線ゆえに、音は遊びのない直線的でドライな傾向。撚り線のような柔らかなニュアンスは出にくいです。したがって、この音が好きな人と嫌いな人とに二分されるかと思いますが、ロックやポップスをハードにシャープに聴きたい人はぜひFF-20V2をお試しあれ。





連休中はオヤイデ電気でアウトレット品をゲット!お買い得品盛りだくさん!

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今日の秋葉原。オヤイデ電気の前の路地。今日は曇ってます。ちょっと人も少ないかな。けどオヤイデ電気は連休中もやってます。5/2日曜日と、5/6だけは臨時休業です。

オヤイデ電気秋葉原店では、ただいま連休に合わせてお買い得品を大量放出しています!

例えばこれ、STB-MSXやSTB-HWXの未使用キズものアウトレットが定価の35%オフ!数量は複数個ありますが、早い者勝ちなのでお早めに。こちらはオヤイデオンラインショップでも売っています。



写真に映し損ねましたが、オヤイデのBR-ONE未使用若干こすれあり品もアウトレット放出!



やカーボンシェルのHS-CFも箱無し未使用でアウトレット特価中!店頭でもオンラインでも売ってます。早い者勝ち!アナログアウトレットをまとめてゲットして下さいね!

さらに、オヤイデのカーボンインシュレーターINS-CFもバラ売り特価!これは絶版品なので、未使用品欲しい人は、これが最後のチャンスかも。これはオンラインショップ販売分は売り切れ。オヤイデ電気秋葉原店にはまだ残ってますので、お早めにお求めください!

そのほかにも、一点もののアウトレット品やケーブルの端尺がワゴンセールでたくさん並んでます。

ケーブルクランプも色が青しかなかったのが、緑と赤も追加され、カラフルに増えました。

禁断の屋内配線電源ケーブル EE/F-S2.0 V2とEE/F-S2.6 V2 明日より発売開始!

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5/1、すなわち、もう明日ですね。待望のEE/F-S2.0 V2とEE/F-S2.6 V2が発売されます!これらは初代EE/F-S2.0や2.6の導体が変更になったリニューアルバージョンです。初代はPCOCC-A導体でしたが、V2では102 SSC導体に。すでに各所で聴き比べを行っておりますが、関係者からはかなりの絶賛をいただいております!

FF-20 V2はすっきり解放感溢れ、EE/F-S2.0 V2はしっとりしなやか艶やかな音色でさらに高域の繊細さがFF-20V2より高まる印象で、フラットバランス。一般には最もこれが好まれそう。EE/F-S2.6 V2になると、やはり低域寄りのピラミッドバランスな低域重厚で鮮烈な押し出しサウンド!基幹部分の配線に1本あるといいかもです。

硬さは初代と変わらないはずなのですが、気持ち外装シースが柔らかくなったような・・・端末処理をしていてそう感じました。というわけで、初代より端末加工はしやすくなっています。けど、ケーブルの硬さ自体は相変わらずなかなかのものですよ。では、オーディオルーム、ホームシアターを新築・改築する方々、電源ケーブル自作愛好家のみなさん、明日の発売を心待ちにしてください!ご注文は全国のオーディオ店、家電量販店、およびオヤイデ電気秋葉原店では店頭在庫から即販売可能。オヤイデオンラインショップでも販売開始します!






FF-20V2に軍杯!乾杯!

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都内某所の大御所先生宅で、いままで使っていた屋内配線から新しいものに換えるべく、オヤイデの屋内配線3種類と塩田のFケーブル、配線してから10年選手の東日京三(現:HS&T)のエコシースの計5種を聴き比べしました。で、他の有力候補を押さえ、オヤイデのFF-20 V2に決まりました!


オヤイデのEE/F-S2.0V22.6Vも一緒に聴いたのですが、これは優等生すぎるからかFF-20V2に軍杯が。いや、EE-F/Sは凄かったですよ、さすがに。先生は、ぼそりと「PCOCC-A時代の旧製品を買った人は、102SSCに全部買い替えなきゃね」とおっしゃられてました。しかし、屋内配線が故、壁内に這わしたPCOCC-Aケーブルをいまさら壁をぶっ壊してV2に交換できようもなく。ここだけの話ということで。塩田は一見艶有りで滑らかっぽいですが、ちょっとにじんでいる感じもあり、引き締まったクリアーさでFF-20V2になったんだと思います。塩田は触った感じ、シースがねばっこいというか、ゴムっぽい。一般のVVFケーブルに近い感触。

一方、同じエコシース規格のFF-20V2はシースが硬い!これが音に影響していて、シャープに切れ込む、遊びが無い分、色付けが極めて少ない印象で、リファレンスとして好適だったんでしょう。

念願のダイナベクタートーンアーム導入!PA-2075DR V2も使ってみた!

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じゃじゃん!念願のダイナベクターのDV-507を手に入れました!もちろん現行のDV-507MK2ではなく、1984年発売の初代DV-507の中古ですけど。


DV-507は、1977年発売のDV-505、1982年のDV-501に続くダイナベクターの質量分離型トーンアームで、国内外で非常に人気が高く、近年中古相場もうなぎ上り。DV-505は10年前まで6万円代だったのに現在では10万円超えは当たり前。DV-507に関しては近年まで10万円台中半だったのに、ここ数年の間に20万円代中半から、付属品完備の程度の良いものでは30万円超えも。私の入手価格は内緒ですが、今の相場を考えるとかなりお買い得だったかな。でなきゃ買ってません。これにてFR-64S入手はあきらめ、DV-507で満足することにしました。ちなみにDV-507Mk2の定価は2015年現在で60万円です。

なぜ、DV-507かFR-64Sかというと、私の入手したキャビネット(大阪ケーブルのレッドコンソール)にFR-64S用の直径30mmの穴が空いていたからです。 調べてみると、PD-310の資料にあるように30mm径の取付けに適合したアームに、DV-501があったのです。で、DV-507はDV-501のほぼほぼ同形状と踏みまして、それ以来DV-507かFR-64Sのいずれかをゲットしようと画策していたのです。FR-64Sの価格もここ2年ほどのうちに急激に上がり、10万円前後で取引されていたものが、現在ではヤフオクで16万円程度、オーディオショップでは19万円から20万円代後半という高値を付けるところまで現れる始末。これには原因があるらしく、近年横行している中国人の買い付けが影響しているらしいです。それで往年の名機達がどんどん中国人に買い占められ、タマ数が少なくなってもなお高値でもいいから買いたい人たちがいて、中古市場が急上昇しているようなのです。某ウエスタンエレクトリックのビンテージショップのオーナーがこんなことを言っておられました。日本がバブル景気に湧いていた頃、日本人はアメリカでオーディオ機器の名機たちを買いあさり、カーゴ便にぎっちり詰め込んで日本へ輸入。だから世界の名機達が日本に大量に集まったと。それがいまや、中国人が金にモノを言わせて日本から吸い上げているのだと。

 5年前、中国の広州でオーディオショップ巡りをしたことがあるのですが、その中でも衝撃だったのが、こちら。新陶衛電子電器城。

ま、秋葉原で言うところのラジオストアーみたいなところで、1階と2階はこんな雑然としたジャンクパーツ街で、人が溢れています。


コンセントや電源プラグなんかも、元々付いていたケーブルから外したんでしょうけど、山積みに。


ところが3階と4階はハイエンドオーディオフロアになっていて、人はまばら。けど、置いてあるオーディオ機器はなかなかに名機揃い。

ビンテージオーディオがところ狭しと店内に押し込められているのです。こんなお店が何十店舗も軒を連ねているのです。中国パワー恐るべし。

サエクのWE407/23もショーウインドウに飾られてました。これだけ多くの名機達をどこからかき集めたのだろうと不思議だったのですが、日本からも決して少ない数ではない名機達が、いま中国に流出しているのだろうと思います。ここ数年、日本の中古オーディオショップでも、名機をご指名で買いあさっていくのは中国人だと、色々なオーディオショップで耳にします。


さて、中国話はこれくらいにして、我が家のアナログ事情を。それまではこんな感じでFR-54を、FR-54にはでかすぎる孔に無理矢理取付けていたのでした。FR-54の取付け孔径は25mmが適切です。

さて、そんな感じでFR-54からDV-507に換装された我が家のSP-10Mk2システムは快調に動いております。うーん、やっぱりダイナベクターの質量分離型アームはかっこいいなぁ。

で、せっかくなので、オヤイデ電気の新型フォノケーブルPA-2075DR V2を使ってみることにしました。黒いケーブルはいままで使っていたHPC-22Wを用いた自作フォノケーブル。青いのが PA-2075DR V2。

PA-2075DR V2の端末アップ。RCA、5pinDINともに電極部がロジウムメッキされた真鍮削り出しプラグで、しっかりしています。従来のHPC-22Wフォノケーブル(PCOCC-A導体)とPA-2075DRV2を聴き比べましたが、従来はまったりとコクがあり、かなり使い込んでいるので耳馴染みも良く、これはこれで申し分無し。一方のPA-2075DRV2は、初めての導通開始で音は硬めですが、レンジ感が従来よりグーンと広がり、無色透明で前後左右にすっきりと延びきって音場広大。音の芯もくっきりはっきりしており、ピントがあった現代調の、俗にいう写実系の描写。使い込んでエージングが進めば、色艶も自作品を上回ってくることでしょう。

PA-2075DR V2はPCOCC-A時代の初代PA-2075DRから、単に導体がPCOCC-A→102SSC へ変更になっただけではなく、絶縁材にフッ素樹脂を新採用し、撚り構成を3E撚りにしたり、アース線も太くなり、かつアース線に銀メッキ線を使うなど、大幅なグレードアップが図られたPA-2075DR V2。音が悪いわけは無い。これが1万円台中半で買えるとは、クラス最強のフォノケーブルかも。このPA-2075V2シリーズ、実際に幾人かのオーディオ評論家が、製品試聴が終わった後、リファレンスフォノケーブルとしてそのまま使いたいということで、自宅のオーディオシステムに導入されています。ということで、レコードプレーヤーを新規購入される皆さん、RCA着脱式ならPA-2075RR V2を、5pinDIN着脱式ならPA-2075DR V2をぜひお試し下さい。付属品から格段に音質向上すること間違い無しですよ。自作されたい人は切売りもあります。

オヤイデ電気 スタッフ募集のお知らせです!

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オヤイデ電気では、ただいま一緒に働いてくれるスタッフを募集しています!
やる気のある方のご応募お待ちしています!詳しくは下記をご覧下さい!



-  株式会社小柳出電気商会  スタッフ募集要項  -

◯業務内容:株式会社小柳出電気商会 本社:在庫管理、パッケージング、企画など
        オヤイデ電気 秋葉原店舗:販売及び商品管理など

◯勤務地: 株式会社小柳出電気商会本社 所在地:東京都文京区湯島1-9-6
        オヤイデ電気秋葉原店舗 所在地:東京都千代田区外神田1-4-13

◯時給: ¥1,100-(研修期間2ヶ月¥1,000)~

◯資格: 20~35歳位までの方
(高等学校卒業以上、要原付免許、パソコンをある程度出来る方、販売経験ある方直良。英語出来る方優遇)

◯待遇: 従業員割引制度有 制服貸与 能力により昇給あり 交通費規定支給

◯社員登用: 勤務状況により考慮

◯期間: 長期

◯勤務時間: 10:00~19:00(週5~6日)

◯休憩時間: 1時間

◯休日: 日曜定休(祝日営業)

◯必要書類: 履歴書(写真貼付)

オーディオ・プロ用機材などのケーブル、オーディオ・アクセサリーの製造・販売、産業用電材の販売、オンラインショップ企画・運営などに携わる業務です。

応募方法:電話または下記URLにてお問い合わせください。

お問い合せ:http://oyaide.com/catalog/contacts/ Tel:03-5684-2151 
担当:川内

福田先生絶賛のTUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルの使いこなし

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新型TUNAMIすなわち102 SSC導体を採用したTUNAMI V2。これに電源プラグP-037、IECコネクターC-037を取付けた自作電源ケーブル。鮮明でワイドレンジ。まるで「アイスクリームの天ぷら」のようなホットとクールが両立した数奇な組み合わせです。 「黙々と全てを完璧にこなす優等生」な電源ケーブルですよ。


この組み合わせを推奨したのが、オーディオ評論家の福田雅光先生。月刊ステレオの4月号で自ら自作され、論評されています。自宅のA-70パワーアンプが数段強化されたとのことで、久々の褒めっぷりにホンマかいなと自分でも作ってみたわけです。

パワーアンプのLUXMAN MQ-88に使用。もともとは初代BlackMambaにP-004/C-004を取付けた自作電源ケーブルを使用していました。

左がTUNAMI V2+P-037+C-037の電源ケーブルを差し込んだMQ-88。低域用のアンプです。右はサンバレーのSV-510SE。中高域用のアンプです。

スピーカーは炭山アキラ先生作の自作スピーカー。私が数年前から譲り受けて使ってます。低域用のウーハーはフォステクスのFW208Nを2発。中域用のスコーカーとしてフォステクスのFW168HP。高域用のツイーターとしてフォステクスのFT28Dを内蔵。FW168HPはネットワーク回路無しのフルレンジ動作。FT28Dは定数忘れましたが、コンデンサー1個で6dB/oct。ウーハーは9mHだったかの巨大コイルで6dB/oct。低域用のスピーカーケーブルは初代TUNAMI NIGO、中高域用にはFF-20 V2をスピーカーケーブルとして使用。

本題のTUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルの音色について。みじんこ自宅システムや会社の試聴システム、後述のイベントでの試聴を総合しての感想をまとめてみました。

TUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルは、TUNAMI V2の低域の豊かさを保ちつつ、高域は繊細で鮮明。押し出し一辺倒の音ではなく、選び抜いた音を一つ一つ研ぎすまして整然と左右方向に広がりをもって展開する。色付けは極めて少なく、TUNAMI GPX (V2)やGPX−R (V2)のようなコクやアクのようなものはほとんど無し。GPX−R V2のようにドッカーンと音が前に積極的に出てくるのではなく、GPX V2のようにグーンと沈み込んでタメを利かせるのでもない。やや控えめっぽいながらも、低域に芯を持ち、中域は等身大、高域は天井に向けて全方位放射されます。使うならパワーアンプが第1候補ですが、別の箇所に使ってハマる場合もありますね。壁コンから電源ボックスまでにこの電源ケーブルを用いて色付けを排し、電源タップから各オーディオ機器までは、それぞれ個性のはっきりした電源ケーブルをあてがっていく、そんな使い方も良いでしょう。または、色付けの少なさを以て、CDプレーヤーなどの最上流の機器に使うのもありかもしれません。

ふーん、同じケーブルを用いながらも、これほどまでに音が違うのかと、改めて電源プラグ、IECコネクターの音への影響力に感心することしきり。TUNAMI V2+P-037+C-037を好むか、既製品のTUNAMI GPX V2やGPX−R V2を好むか、これははっきりと音が違うので、人によりけりです。正直、濃い口なジャズには音が引っ込んだように聴こえて合わないでしょう。フュージョン系、アコースティック系、管弦楽などを高解像度、ワイドレンジで色付けなく、ありのまま忠実再生したい人にうってつけでしょう。

 このTUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブル、先々月行われたマックスオーディオの九州ハイエンドオーディオフェアにて限定販売しました。


同イベントの目玉企画、福田雅光先生による試聴会にもTUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルは登場。

オーディオシステムへの給電用電源タップ全てにTUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルを使用。

TUNAMI GPX V2との聴き比べでも、上記記載のような音の差が、少なくとも私は感じました。まさに福田先生好みの写実系電源ケーブルです。

試聴会は大好評のうちに幕を閉じました。


試聴会場には販売ブースも同居してたのですが、この試聴会のさなかに、われ先にと10本近く売れていきました。会社のリファレンス試聴システムでも、TUNAMI GPX-R V2とTUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルを聴き比べましたが、やはり上述したような印象でした。

自作が難しい人はTUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルの完成品を受注製作可能です。えーっとですね、この組み合わせパターン、オンラインショップで即注文できるかと思いきや、カスタム電源ケーブルの欄に無いので、こちらのお問い合わせフォームから見積もり依頼して下さい。それほど高く無いはずですよ。たぶんTUNAMI GPX V2と同じ2万5千円弱だと思います。納期2週間だと思います。

TUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルは、好き嫌いは別として、リファレンスとして1本持っておいても損はないと思います。この電源ケーブルを軸に、音のベクトルがどう降り代わってくるのか、電源ケーブルを吟味していく中で基準としていただければ幸いです。太いが太いだけではない、輪郭鮮明ながらだぶつきの無い、良い意味での中庸な音が得られます。個人的には、TUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルは多用しすぎると、銀/ロジウムの副作用で音が素っ気なくなってしまうので、どこか1箇所だけに使うのがコツだと思います。TUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルは鯛の刺身みたいなものですね。せっかく寿司屋に入ったなら、トロ(TUNAMI GPX-R V2)も食いたいし、ブリ(TUNAMI GPX V2)も味わいたいじゃないですか。ちなみに大トロはTUNAMI V2+M1+F1です。EE/F-S V2は裏メニューですね。

TUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブル注文受付開始!

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昨日のブログで紹介したTUNAMI V2+P-037+C-037電源ケーブルですが、オヤイデオンラインショップで注文できるようになりました!受注製作で、納期2週間くらいです。037を両端に選んだ場合、25,056円です。その他、プラグとコネクターを好みで選べるようになってます。個人的には電源プラグにP-029を、IECコネクターにC-004をチョイスしたパターン(25,315円)が、値段を抑えつつ、硬柔、熱気と艶やかさのバランスが取れていて、いま注目です。



今週土日は春のヘッドホン祭2015です!オヤイデ電気も参戦します!

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 いよいよ今週末に開催されるヘッドホン祭!ヘッドホンブームの立役者であるフジヤエービックが主催する、国内最大のポータブルオーディオの展示会です。場所は中野サンプラザ。JR中央線中野駅を降りてすぐです。当然、オヤイデ電気も参戦しますよ!

オヤイデ電気は14階のクレセントルームの一番奥です。おやや、今回はまったりと上座ではないですか。

さて、オヤイデ電気ブースでは、日本初上陸!新進気鋭のオーディオブランドは香港の「COZOY」から「Astrapi」がお目見えします!


これUSBメモリーサイズながらPCやiPhone、アンドロイドなどからのデジタル入力を受け、DA変換してステレオミニ出力するという超小型DACです。詳しくは製品紹介ページをご覧いただきたいのですが、とにかく音が良い!という実際に聴いた人々の感想が、早くも寄せられています(札幌のポタフェスで初お披露目でした)。 オヤイデオンラインショップで実売21,600円。発売は5/15から。

さて、もう一つの大目玉は、おなじみ「FiiO」からハイレゾプレーヤー「X3 2nd generation」が登場。これも5/15発売開始!半年前からうわさされていたX3の後継機種、X3セカンドジェネレーションですが、その真価は如何に?ぜひ会場に足を運んでご自身でお確かめ下さい!こちらオヤイデオンラインショップでは36,720円となっております。



で、オヤイデ電気のネイティブブランド「オヤイデ電気」からは、HPC-MXが登場!こちら昨年末に発売開始した102SSC導体採用の最新MMCXイヤホンリケーブルですが、おかげさまで供給が需要に追いつかないほど大変売れています。オヤイデオンラインショップでは4,838円。お高いリケーブルが多い中、これなら始めのリケーブルにうってつけですね。

では、みなさんヘッドホン祭でお会いしましょう!

明日5/23の夜19時から、吉祥寺のジャズ喫茶メグでオヤイデの試聴会が開催されます!

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明日5/23の夜19時から、吉祥寺のジャズ喫茶メグでオヤイデの試聴会が開催されます!すんごい目玉アイテムを持っていくので、電源アクセサリー好きの人、必見ですよ!


【第60回 ジャズオーディオ愛好会主旨】

3月にオヤイデ電気の荒川様をお迎えし、愛好会イベントを開催しましたが、種々のアクシデントが重なり、
満足なイベントが行えず、皆様には大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。
その後、オヤイデ様のご協力で、電源環境等々、可能な範囲で改善処置も致しました。
そこで、オヤイデ特集のイベント、再挑戦いたします。

【第1部】1900分~2030
~エントレックアース祭り~
スウェーデンはエントレック社の仮想アース装置を堪能する前半戦。
普及モデルTellus・上位モデルSilver Tellus・アース線による違いなど、仮想アースの魅力を探ります!
アースが取られていないメグで仮想アース装置の本領発揮なるか!
【第2部】 2045分~2200
~オヤイデケーブル祭り~
後半戦はオヤイデ電気の真骨頂、電源アイテムを堪能しましょう!
Black Mamba-αV2Black Mamba-ΣV2TUNAMI GPX V2TUNAMI GPX-R V2などの現行ラインナップの聴き比べはもちろんのこと、
最上級電源プラグM1/F1を用いた特別バージョンや、TUNAMI +銀ロジウムメッキプラグ、EE/F-S2.0V2を使った禁断のケーブル、
開発中のマル秘パーツを使った電源ケーブルなどなど、電源ケーブルを徹底的に楽しむ1時間半。
その他、オヤイデのロングセラーLi50シリーズや、PCOCC-Aの旧モデルもリクエストに応じて聴き比べしましょう!
その他、時間があれば・・・
オヤイデのスピーカーケーブル聴き比べ。エントリーのEXPLORER V2からTUNAMI NIGO V2FF-20 V2などのオヤイデの主力SPケーブルがノミネート。
さらに未発表モデルも本邦初公開なるか?
さらにコンセント聴き比べができればいいのですが、仕込みが間に合うか???
いつものとおり、愛聴盤CDをお持込頂きご試聴ください。

本日開催!ジャズ喫茶メグ 第60回 ジャズオーディオ愛好会で秘密兵器登場!

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今日19時から吉祥寺のジャズ喫茶メグでオヤイデの試聴会が開催されます!これが試聴会で使うリーサルウエポンです!では、ジャズ喫茶メグでお待ちしています!入場料は300円です!飲み物代別です。禁断のケーブルや、ジャズ専用モデルも登場!さぁ今日は電源祭りだ!!

アナログオーディオフェア2015 6/13土曜日、6/14日曜日秋葉原で開催です!

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いよいよあさってに近いづいてまいりました、アナログオーディオフェア。オヤイデ電気も着々と準備を進めております!新アイテムを初お披露目しますのでぜひ秋葉原損保会館へお越しください!

月刊ステレオ8月号付録ユニットFOSTEX P1000使用 自作スピーカー事始め

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久々のスピーカー工作です。これは仮組したところです。今月下旬の完成を目指して目下組み立て中。

 板材はシナ合板15mm厚のサブロク材1枚で、2本分切り出し。頭の中に描いている通りにうまく組み立てられるか、いざ挑戦です。

高さ70cm弱の小型トールボーイですが、補強梁が4枚も入ります。やや過剰気味ですね。内容積は10Lと、この手の小型スピーカーにしては多めの内容積としています。

さて、このスピーカー、月刊ステレオ8月号付録の10cmフルレンジユニットP1000を用いたデモ用スピーカーで、月刊ステレオとミュージックバードのオーディオ実験工房でお披露目するためのものです。低域補強用にフォステクス&コイズミ無線によるFK10Wという新発売の10cmウーハ―を追加します。P1000は先行して音楽之友社からご提供いただき、FK10Wはコイズミ無線で買ってきました。

まだ発売まで2カ月先なのに 2015年月刊ステレオ8月号、すでに音楽之友社ホームページに詳細な情報がアップされていました。年間を通してこのスピーカークラフト号(8月号)は一番売れる号なので、月刊ステレオ編集部も気合い入ってますね。

これが今回の号に付録で付けられる10cmフルレンジユニットP1000。 3,990円でこれが2個付いてくるなら、たしかにお安いかも。まだ私は先行品を入手したところで、エンクロージュアを組み立て終わってからの音出しとなりますが、フォステクスお得意の綺麗な軽量バナナパルプコーン紙で、期待が高まります。

 【FOSTEX P1000フルレンジユニットの特徴】
●その1
「バナナパルプ配合軽量コーン/布アップロールエッジ」採用
コーン紙はバナナパルプをベースに2つの異なる物性に調整した木材パルプを混ぜることで、軽量ながら充分な剛性と損失を保有。エッジはアップロール形状により高ストローク化を図り、布エッジを採用することで高能率を実現している。
●その2
「メカニカル2Wayセンターキャップ」採用
センターキャップはコーン紙と同じ材料を使用し、音色の統一感を高める。またボイスコイルボビンと直結、メカニカル2Way構造とすることで高域の再生帯域を拡張している。
●その3
「ガラスコンポジット・ボイスコイル・ボビン」採用
ボイスコイル・ボビンにはガラスコンポジット材を採用。充分な剛性により駆動力を正確にコーン紙とセンターキャップに伝達する。







アナログオーディオフェア 2015 明日あさって開催!オヤイデもイベントをやることに

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 アナログオーディオフェア、いよいよ明日開催です。フロアガイドも公開されていますので転載します。アナログオーディオフェアはこれが初開催。どれほどのお客さんが来場されるか、期待半分不安半分。ま、我らが出展社者は淡々と展示の準備を推し進めるだけです。

で、501号室のラックスマン、オヤイデ、ティアックの3社共同ブースでは展示に加えて試聴イベントを行うことになりました。オヤイデの時間になにをやるかは決めてませんが、ラックスマンさんのオーディオシステムを使わせてもらって、アナログアクセサリーの試聴や開発話をすることになるでしょう。

では、当日お待ちしております。

ACROSS 900 V2 6/26に全国発売開始!

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ACROSS900V2が本日発表されました!発売開始は6/27です!ま、名前のとおり、初代ACROSS900の102SSCバージョンがACROSS900V2です。二重同軸ケーブルで、2層シールドともに102SSCです。切り売り販売に加え、端末にXLRプラグを取り付けたバランスケーブルも同時発売します。

これがそのACROSS900XX V2。0.7m/1.0m/1.3mペアの3種類の長さをラインナップし、特注で他の長さも受注製作可能。プラグは初代と同じスイッチクラフト製銀メッキ電極品。

値段は1万円代の後半から2万円代の前半。初代と値段も変わらず、お求めやすくて、102SSC導体の音を体験できるXLRケーブルに仕上がっています。

月刊ステレオ8月号付録ユニット使用 みじんこ自作スピーカーほぼほぼ完成!

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 そそくさと組み上がっていくミュージックバード収録用スピーカー。小さなスピーカーなのに補強梁を4枚も入れちゃいました。


黒く見えるのは吸音材で、たまたま手元にあったカーボンフェルトというもの。


 ハタ金で押さえ込んで、木工ボンドが乾くまで放置。時間にして組み上げ自体は丸1日で完了。

 しかし、それに至るまでの合板の木口処理、組立後の表面研磨とネットワーク配線、ユニット取り付けも含め、トータル3日ほどをこのスピーカー製作に費やしています。これは木口にヒノキの1mm厚の薄板を貼りつけているところ。ホットボンドを木口に塗ってから、次いで薄板を乗せ、アイロンで接着していきます。薄板と合板との間に隙間ができないよう接着させていくのはなかなか根気のいる作業ですが、仕上がりに大きく影響するところなので気が抜けません。ヒノキの薄板は東急ハンズで売っています。

やすりがけは手で行います。私はマジックサンダーというフィニッシングペーパーの類を使っています。これも一面一面丁寧に磨き上げていきます。継ぎ目にはどうしても板同士の段差が生じるのですが、それをサンダーでツラ一にしてくわけです。一挙に仕上げまで持っていくので、程よい細かさを有するマジックサンダーの240番のみを使っています。

ユニットを取り付けて音出し開始!おお、なかなかやるじゃないか!というのが第一印象。大音量時のスケール感は、後ろに見えている大型スピーカーに適わないものの、通常の音量ではヒケを取りません。6畳間ではむしろ、このくらいの10cmユニットの方が、元気よく動いてくれて、かつ点音源に近く、音の広がりがスムーズな印象です。
ちなみに、上のユニットは、月刊ステレオ8月号の付録フルレンジユニットP1000。7月20日に本屋へ並ぶのでまだ入手できません。あしからず。下のユニットはコイズミ無線限定販売の10cmウーハ―FK10W。両方10cmなので見た目のマッチングもまぁまぁで、幅15cmのスリムなトールボーイに仕上がりました。

さて、これはというと、見ての通りコイルです。コイルをスピーカー配線の途中にかませることで、ウーハ―のローパスフィルターとして機能するわけです。

この定数を幾つにするかでウーハ―のカットオフ周波数が決まるのですが、P1000にFK10Wをプラスした際に、マッチングしやすいコイルはどれか?というのを今回のミュージックバードのお題目にしたいわけです!で、コイズミ無線さんにご協力いただき、コイズミオリジナルのOFCコイルを6種類借りてきました。ネットワーク配線をそのまま背面のダクトから直出しにして、途中にミノムシクリップを設けて、コイルを適宜つなぎかえれるようにしています。配線材はフルレンジ側に3398-18、ウーハ―側に3398-16をあてがっています。

さて、今週いよいよ音楽之友社でこのスピーカーの音出しテストを行います。結果は7月下旬と八月上旬のミュージックバードで放送されますので、お楽しみに!





オヤイデの新型インターコネクトケーブル ACROSS900 V2発売開始!

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昨日6/26、オヤイデ電気の新型切り売りラインケーブルACROSS900 V2および新型XLRケーブルACROSS900XX V2が発売になりました!全国のオーディオ店、家電量販店、およびオヤイデ電気オンラインショップなどでお求めいただけます。初代PCOCC-Aモデルのときから、音に厚みがあって価格もリーズナブルと人気のあったインターコネクトケーブルでした。

今回のバージョンアップモデルは102 SSC導体を採用したことで、さらなるグレードアップが図られています。値段は初代と据え置きの1万円台後半。XLRケーブルをお探しの方はぜひご検討下さい。

このACROSS900 XX V2が発売され、ハイエンドモデルの純銀ケーブルAR-910を加え、オヤイデブランドのオーディオ用XLRケーブルは4種類になりました。PCOCC-A時代のXLRケーブルのラインナップ3種類が全てV2化されたことになります。


102 SSC導体 エントリーモデル
 0.7mペア 税別定価¥9,800 1.0mペア 税別定価¥10,700 1.3mペア 税別定価¥11,600

102 SSC導体 ミドルモデル
 0.7mペア 税別定価¥20,000 1.0mペア 税別定価¥22,400 1.3mペア 税別定価¥24,800


102 SSC導体 トップモデル 
 0.7mペア 税別定価¥30,000 1.0mペア 税別定価¥32,800 1.3mペア 税別定価¥34,600
 
5N純銀 ハイエンドモデル
 0.7mペア 税別定価¥56,000 1.0mペア 税別定価¥65,000 1.3mペア 税別定価¥74,000

お待ちかね!オヤイデ電気 電源ケーブル自作講習会やりまっせ!!明日募集開始!

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突然ですが、電源ケーブル自作講習会を実施します。なんと2年ぶりの開催なんです!たぶん明日7/1より受付開始しますので、いましばしお待ちくださいね!取り急ぎ第一報まで!!

ただいまから電源ケーブル自作講習会、参加受付開始します!

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 ただいまから電源ケーブル自作講習会、参加受付開始します!
事前の応募申込が必要です!

講習会の詳細、および受付はこちらに記載しています。


開催日

2015年7月25日(土曜日)
午前の部 10:30~12:30(開場10:00) 定員45名
午後の部 14:00~16:00(開場13:30) 定員45名

開催場所

秋葉原 廣瀬本社ビル5階(東京都千代田区外神田1-10-5 廣瀬本社ビル)

造るのは上のケーブル!あれ、これって2年前にやったTUNAMI NIGO 電源ケーブル自作講習会と同じケーブルじゃないか?と突っ込みが入りそうです。 そう、見た目に前回の自作講習会で造った電源ケーブルとほとんど変わりありません。
 たしかに今回の自作講習会のお題目は、ケーブル部分がTUNAMI NIGOからTUNAMI NIGO V2に代わったのみ。工作内容的には全く同じ。工作マニュアルを公開しますので、よろしければご覧ください。

ということは、前回の講習会に参加されて、その際に製作した電源ケーブルをお持ちの方は、今回も参加することで、純粋に初代のPCOCC-A導体とV2の精密導体102SSCの音の違いをご自宅で楽しめると言うわけです。

パーツはシンプルなもので、ケーブルと電源プラグとIECコネクターの3点。工具は全て弊社でご用意しますので、当日は参加費の一万円のみご持参いただければご参加いただけます。ちなみにケーブルは1.8mでご提供いたします。材料の事前準備の都合上、ケーブルの長さ変更やプラグの変更などは、申し訳ありませんが不可とします。


使う電源プラグはオヤイデ電気秋葉原店でのみ限定販売されているベリリウム銅無メッキ電源プラグ。IECコネクターの方も同じくベリリウム銅無メッキ品。というわけで、みなさん早い者勝ちということでご応募お待ちしています!

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